写真ではお色目が異なることがありますのでお含みおき願います。
御題帛紗「友」
松・竹・梅
の三つの植物を指す画題は宋代より中国の文人画で大層好まれ「歳寒三友」と呼ばれています。日本でも神々が宿るという常緑の松、しなやかにまっすぐ伸びる竹、寒中に最初に花を咲かせる梅が、お目出たい象徴として平安時代から現れ、
「松竹梅」
として今もなお好まれています。
その三友を古清水風の色合いで末廣に友禅染めと致しました。
人々が末永く心穏やかに過ごせますように願いを込めて。
※現在、塩瀬帛紗の製造が大変制限されております。数量がかなり限定となりますのでなにとぞご理解下さいませ。その三友を古清水風の色合いで末廣に友禅染めと致しました。
人々が末永く心穏やかに過ごせますように願いを込めて。
記/北村徳齋
※一枚ずつ手で染めている為、多少の違いがございます。ご了承くださいませ。
一、枇杷(びわ)
二、朱鷺(とき)
三、淡水(うすみず)
四、唐衣(からころも)
五、銀白(ぎんぱく)

六、双葉(ふたば)
干支帛紗「卯」
「祥波白兎静寂裂」(しょうははくとしじまぎれ)
古来より白うさぎはきわめて瑞兆、めでたきものとして”白兎は寿千年”と称えられてきました。兎を文様とする名物裂も多くあります。また仏教では仏陀の身代わりとなった功徳により兎を月に昇らせたといわれます。
源長常筆の「月兎漕舟図」を題材に、静寂に三日月を漕ぐ白兎を紹紦織りで表現しました。
古来より白うさぎはきわめて瑞兆、めでたきものとして”白兎は寿千年”と称えられてきました。兎を文様とする名物裂も多くあります。また仏教では仏陀の身代わりとなった功徳により兎を月に昇らせたといわれます。
源長常筆の「月兎漕舟図」を題材に、静寂に三日月を漕ぐ白兎を紹紦織りで表現しました。
記/北村徳齋
月海上に浮かんでは 兎も波を 奔 るか 面白の島の景色や
謡曲『竹生島』
一、茜(あかね)
二、月光(げっこう)
三、松風(まつかぜ)
四、砧青磁(きぬたせいじ)
五、白珊瑚(しろさんご)
六、御所染(ごしょぞめ)

七、静寂(しじま)
新年扇「友」
女子用(三種)五寸
- 一、枇杷(びわ)
- ニ、淡水(うすみず)
- 三、唐衣(からころも)
男子用(一種)六寸
- 四、銀白(ぎんぱく)


御題帛紗「窓」
窓は建物には必要な生活装置であり、採光や日照・換気・展望を目的とした陰翳空間を作り出しています。また開け閉めすることにより、音の遮断、暑さ寒さの回避、雨風をしのぐことも可能にしています。「まど」は「間戸・間処」が語源だそうです。
日本には古来より、四角い形の連子窓や蔀戸(しとみど)が存在しましたが、鎌倉時代以降の禅宗の影響から、寺院建築の火頭窓(花頭窓)が大陸から伝来しました。茶室や数寄屋造りにも自由な形式の窓が現れ、様々な意匠が見られます。
来る年に希望を託し、障子の丸窓から明るい光が射し込む様(さま)を友禅に染めました。
※現在、塩瀬帛紗の製造が大変制限されております。数量がかなり限定となりますのでなにとぞご理解下さいませ。日本には古来より、四角い形の連子窓や蔀戸(しとみど)が存在しましたが、鎌倉時代以降の禅宗の影響から、寺院建築の火頭窓(花頭窓)が大陸から伝来しました。茶室や数寄屋造りにも自由な形式の窓が現れ、様々な意匠が見られます。
来る年に希望を託し、障子の丸窓から明るい光が射し込む様(さま)を友禅に染めました。
記/北村徳齋
※一枚ずつ手で染めている為、多少の違いがございます。ご了承くださいませ。
一、東雲(しののめ)
二、青竹(あおたけ)
三、黄蘗(きはだ)
四、鶯(うぐいす)
五、壺中(こちゅう)
六、薄紅藤(うすべにふじ)

七、曙(あけぼの)
干支帛紗「寅」
「蜀巴虎渓四君子文」(しょうはこけいしくんしもん)
虎は千里を往き千里を還り、颯爽と走る姿は風の象徴とされました。故に同じく風の象徴とされる竹と組み合わされたり、勇猛な姿は武家にも好まれ、雲を呼ぶ龍と共にモチーフとして多様化されてきました。
花喰い鳥さながら蘭と菊をくわえ勇壮に動く愛嬌ある虎に、梅と竹を添え四君子文として紹巴織りに仕立てました。
虎は千里を往き千里を還り、颯爽と走る姿は風の象徴とされました。故に同じく風の象徴とされる竹と組み合わされたり、勇猛な姿は武家にも好まれ、雲を呼ぶ龍と共にモチーフとして多様化されてきました。
花喰い鳥さながら蘭と菊をくわえ勇壮に動く愛嬌ある虎に、梅と竹を添え四君子文として紹巴織りに仕立てました。
記/北村徳齋
虎に乗り 古屋を越えて 青淵に 鮫龍捕り来む 剣太刀もが
境部王(さかいべのおおきみ)万葉集 巻十六
一、唐紅(からくれない)
二、黄金(こがね)
三、鐵(てつ)
四、瑠璃(るり)
五、砥の粉(とのこ)
六、牡丹鼠(ぼたんねず)

七、菖蒲(しょうぶ)
新年扇「窓」
女子用(三種)五寸
- 一、東雲(しののめ)
- ニ、青竹(あおたけ)
- 三、薄紅藤(うすべにふじ)
男子用(一種)六寸
- 四、壺中(こちゅう)

※丸窓は金色で描かれています。

十二支 塩瀬帛紗
これまでご要望を多くいただいておりました干支柄の帛紗をお作りしました。
共色(ともいろ)で染めた干支が地模様のように見え、裏側にもわずかに柄がのぞいています。
ご自身の干支や、向かい干支は守り神になるともいいます。お手元でお楽しみ下さい。
共色(ともいろ)で染めた干支が地模様のように見え、裏側にもわずかに柄がのぞいています。
ご自身の干支や、向かい干支は守り神になるともいいます。お手元でお楽しみ下さい。
※「十二支帛紗」は定番でご用意していく予定ですが、お色目により売り切れになる場合もございますのでご容赦下さいませ。
また複数枚ご入用の場合は少々お待ちいただくことがございますのでお早めのご注文をお願い致します。(15枚より、ご要望のお色目でもお作り致しますのでお問合せ下さい。)
また複数枚ご入用の場合は少々お待ちいただくことがございますのでお早めのご注文をお願い致します。(15枚より、ご要望のお色目でもお作り致しますのでお問合せ下さい。)
「卯」

一、朱(しゅ)
二、萱草(かぞう)
三、丁子(ちょうじ)
四、紅梅(こうばい)
五、新橋(しんばし)
六、薄紫(うすむらさき)
「寅」

一、深紫(ふかむらさき)
二、橙(だいだい)
三、萱草(かぞう)
四、利休茶(りきゅうちゃ)
五、明藤(あけふじ)
六、青磁(せいじ)
「丑」

一、古代紫(こだいむらさき)
二、朱(しゅ)
三、萱草(かぞう)
四、若苗(わかなえ)
五、利休白茶(りきゅうしらちゃ)
六、深桃(こきもも)
「子」

一、黄櫨染(こうろぜん)
二、はまなす
三、桑染(くわぞめ)
四、萱草(かぞう)
五、藍利休(あいりきゅう)
六、鳩羽紫(はとばむらさき)
「亥」

萱草(かぞう)
藤(ふじ)
「戌」

萱草(かぞう)
薄蘇芳(うすすおう)
「酉」

萱草(かぞう)
薄若(うすわか)
「申」

萱草(かぞう)
錆青磁(さびせいじ)
「未」

萱草(かぞう)
白群(びゃくぐん)
「午」

萱草(かぞう)
錆朱(さびしゅ)
「巳」

萱草(かぞう)
鴇(とき)
「辰」

萱草(かぞう)
滅紫(めっし)
※在庫切れや製作にお時間をいただく場合もございますので、ご入り用の折にはお問い合わせくださいませ。
干支・勅題
-
令和三年(2021)年
「丑」 応帝亜天牛文綃芭 恵方から 曳くやことしも 牛の玉 芭蕉
「実」
本店限定色
-
令和二年(2020)年
「子」 紹紦俵尽一筆子文 餅花や かざしに挿せる 嫁が君 芭蕉
本店限定色
「望」
本店限定色
-
平成三十一(2019)年
「亥」 紹紦四季市松亥文
本店限定色
「光」
本店限定色
-
平成三十(2018)年
「戌」 紹紦仔犬吉祥宝尽文
「語」
本店限定色
-
平成二十九(2017)年
「酉」 正羽立涌聞鶏起舞文
本店限定色
「野」野は花の極楽日和旅日和 馬ほくほくと姿見ゆ 太田水穂
本店限定色
-
平成二十八(2016)年
「申」 紹紦福寿蟠桃猿果文 元旦や狙にきせたる狙の面 芭蕉
「人」
-
平成二十七(2015)年
「未」 紹紦羊雲裂
「本」
本店限定色
-
平成二十六(2014)年
「午」 紹紦波乗白馬裂
「静」 「みわたせば柳桜をこきませて 都ぞ春の錦なりける」
-
平成二十五(2013)年
「巳」 紹紦襲色菱巳文
「立」 菜の花や 月は東に 日は西に 蕪村
-
平成二十四(2012)年
「辰」 正羽飛龍乗雲丸
「岸」 岸に群鶴
-
平成二十三(2011)年
「卯」 紹紦吉祥百兎文
「葉」 紅葉 青楓 「葉より葉に ものいふやうや 露の音」
-
平成二十二(2010)年
「寅」 紹紦虎豹文裂
「光」 富士山 「富士の山を見れば、五月のつごもりに、雪いと白う降れり…」
-
平成二十一(2009)年
「丑」 紹紦仔牛梅鉢文
「生」 鳥花 光に飛び交う花鳥に流水文
-
平成二十(2008)年
「子」 紹紦鼠奔蒲萄蔓草裂
「火」 雄の鳳、雌の鳳。吉祥をもたらす霊鳥。
-
平成十九(2007)年
「亥」 紹紦猪の子文
「月」 琳派 波間に浮かぶ月
-
平成十八(2006)年
「戌」 紹紦子犬遊興文
「笑み」 梅花千歳春

新元号「令和」記念裂
新元号「令和」を祝し、新作の裂地をお作りしました。
裂地No.547「杏林春燕錦」(きょうりんしゅんえんにしき)
新しい令和の時代を迎え、家族の和合・夫婦円満・幸福・再生の象徴でもあるつがいのつばめが、あんずの咲きほこる林を心地よさげに飛ぶ姿を、万葉集にみられる色目で、祝錦としてデザインしました。新しい時代の中に、万葉の風を感じていただければとおもいます。
一、白玉(しらたま)
二、水縹(みはなだ)

裂地No.548「祥芭鈴懸裂」(しょうは すずかけぎれ)
令の文字を含む鈴。竹に鈴の姿が、新しい時代をことほぎ美しい音色を響かせているような裂地を、紹紦織りで再現しました。
一、銀(しろがね)
二、金(くがね)
三、淡桜(うすざくら)
四、千歳翠(ちとせのみどり
五、深紫
六、薄藤
友禅帛紗各種
帛紗類はすべて手縫いで仕立てておりますため、お時間をいただく場合がございます。何卒ご了承くださいませ。-
つぼつぼ
-
四ッ唐松ぼかし 結び花
-
源氏香
-
光悦蝶ぼかし
別誂え
記念や、お社中で帛紗を揃えられるなど、友禅・古帛紗などの別誂えも承っております。
友禅は40枚より承ります。詳細はお問い合わせくださいませ。
実物と掲載写真とは色に違いがある場合がございますので、ご了承くださいませ。
[お問い合わせ]